ペイントパーティー

5/22に開催されたペイントパーティーのイベントレポートです。
物件は東灘区にある築40年を超える団地の3Fの一室。現在リノベーション中の物件の壁をみんなで楽しくペイントしよう!というワークショップです。今回は12名の方(ほぼ女性だったのが印象的でした)が参加されていました。

壁面のペイントは比較的簡単なDIY作業に入るかと思いますが、それでも角の処理だったり、マスキングのやり方、塗料の種類、塗り方などコツはたくさんあります。実際に参加者の方からも「ペイント前の養生から教えて欲しい」、「刷毛の上手な使い方を教えて欲しい」といった質問もあがり、そういったレクチャーから作業はスタートしました。

ワークショップの前後には一般的な団地の構造の説明や、会場となった団地の紹介、作業後の懇親会などもあり、参加者の方も作業に会話にと楽しんでおられました。

まずは、実際のイベントの様子をレポートします。

【会場】

会場は東灘区にある築40年の団地です。
会場は東灘区にある築40年の団地です。
現在改装中のため、天井や壁床も剥き出しの状態の部屋の壁をみんなでペイントしていきます。
現在改装中のため、天井や壁床も剥き出しの状態の部屋の壁をみんなでペイントしていきます。

【イベントスタート】

一般的な団地の構造などの説明がありました。
一般的な団地の構造などの説明がありました。
ハケを握るときは余り強く握らず、なめらかに動かすようにします。ハケに塗料を付ける際はどっぷり付けてしまうとコシなくなり、塗りにくくなりますので、半分から2/3ぐらいにします。塗料をつけたら、垂れないようにする為、容器の端で軽くしごきます。広い面はローラーで、細かな部分はスジカイバケなどを使うと効率的です。
天井や壁の際はマスキングテープをラインに沿って貼る処理をします。
天井や壁の際はマスキングテープをラインに沿って貼っていきます。
キッチンやコンセントまわりはしっかりと養生していきます。養生テープは、ガムテープやクラフトテープと違って粘着力があまりなく剥がしやすいという特徴があります。

【ペイント作業】

ペイントスタート
ペイントスタート。はじめは平刷毛で塗り始めるも、面積が大きい壁のためすぐにローラーに切り替えていました。
3〜4名の班に分かれて作業
3〜4名の班に分かれて作業していきます。
こちらは黄色にペイント
こちらの部屋は黄色に。壁紙の上からペイントしていきます。凹凸があるので何度も重ね塗りしていきます。塗る前にパテで塗装面をフラットする方法もあります。
細かい部分もしっかりと。窓などのサッシまわりは少しむずかしい場所です。
こちらは白のペイントをしています。
落書きしたり、楽しみながら作業は進みます。
ざっくり塗ったあとは一度乾かし、重ね塗りや細かい塗り足しなどを行います。
端も慎重に、しっかりと塗っていきます。

作業はどんどん進み、2時間かからずしてほぼ完成(細かな部分は除いてですが)。はじめは改装途中ということもあり、殺風景な部屋でしたが、壁のペイントが入るだけでも、部屋の印象は大きく変わることを実感できました。ペイントに限らず、DIY作業は体も動かしますし、時間もかかります。準備もそれなりに必要だったりします。それをみんなで取り組むことで作業スピードもあがり、なによりそこで生まれる交流が魅力的に映りました。

ビフォー(LDK)
ビフォー(LDK)
アフター(ビフォー(LDK))
アフター(ビフォー(LDK))
ビフォー(和室)
ビフォー(和室)
アフター
アフター(洋室へ)
ペイント終了。参加されたみなさんと。
ペイント終了。参加されたみなさんと。

【物件紹介ツアー】

別棟に移動
別棟に移動します。
今回の会場の団地物件ツアー。リノベーション前の別部屋を見学。
今回の会場の団地物件ツアー。リノベーション前の別部屋を見学。
共用の屋上に上がり説明を聞きます。気持ちいい風景。

 

【懇親会】

団地専用の素敵な庭で休憩を兼ねた懇親会がありました。
団地専用の素敵な庭で休憩を兼ねた懇親会がありました。
動いたあとのスイーツは美味しいですね
動いたあとのスイーツは美味しいですね。
居住している方と検討されている方の交流などもありました
居住している方と検討されている方の交流などもありました。
DIYのこと、物件のこと、地域のことなど話は弾みます。
DIYのこと、物件のこと、地域のことなど話は弾みます。
オーナーさんの話は住む側、借りる側からすれば貴重な情報ではないでしょうか。
オーナーさんの話は住む側、借りる側からすれば貴重な情報ではないでしょうか。
あっという間に時間が経っていきました
あっという間に時間が経っていきました。

今回のイベントで特に印象的だったのは、ワークショップに会場の団地オーナーさん、団地に居住中の方や、入居を検討されている方(!)も参加されていて、それぞれの立場からの意見交換をされていたことです。

懇親会では団地オーナーさんも交え、物件のことや地域のこと、リノベーション・DIYなどについて会話が弾んでいました。オーナーさんと直接話ができると物件を購入する側、借りる側の選択肢も増えていきます。またオーナーさん側にとっても居住者の本音や要望などを聞けるメリットがあります。

生活の場となる住居の価値観も時代とともに変わり続けています。若い人たちが入りにくいと感じてしまう古い団地や戸建て、マンションなどはまだまだたくさんあります。こういったワークショップを通じて、オーナーさんや居住を考えている方、若い世代が交わっていくことで新しい動きが生まれ、物件が抱えている問題の解決につながっていくような気がしました。

以上、ペイントパーティーのイベントレポートでした。次回は床張りワークショップを予定しています。