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街を耕すビル

AREA兵庫区笠松通

建物2棟なんですが、どちらも築45年ほどの3階建ての小さなビルです。最初に1棟目の1階にカルチア食堂を作って、経営が軌道に乗ってきた頃に、3階の空きスペースを改装して、アトリエ・ギャラリー「余白と公房」を作りました。

それから翌年、空き家だった隣の建物まで借りてしまって、3階は住居、2階は写真スタジオ、1階の用途はまだ決まってませんが、ただ今改装中です。突然和田岬にふざけた食堂兼酒場をオープンしたかと思うと、2棟目まで借りて改装始めたわけで。地元からは好奇の目で見られています。

BEFORE

AFTER

PROCESS

建物を借りた当初、オフィス仕様の味気ないクロスをベリベリと剥がすところから作業が始まった。
建物を借りた当初、オフィス仕様の味気ないクロスをベリベリと剥がすところから作業が始まった。
12 壁ペンキ
壁面のペイントには子供たちも参加。
031_1波板
慣れないグラインダーを使い波板をカットする仲島。
031_3波板
小屋風の内装をイメージして、天井に波板を貼りつける。
032_1棚、テーブルづくり
厨房内の棚は足場板を使って制作。
032_3棚、テーブルづくり
仕入れた木材の形をそのまま活かしてテーブルを制作。床はタイルとモルタルで荒く仕上げた。
034_1タイルワーク
厨房内のタイル壁を子供に自由に作らせると、素敵な絵柄が出来上がった。
034_3タイルワーク
水回りの壁や棚も自作のタイルワーク。
035_1手描きラフイメージ
カウンターまわりは、視察と称する飲み歩きの末、こだわりの寸法が決められ、ラフな図面が描かれた。
035_2カウンターまわり
ラフな手書き図面をもとに作られたカウンターまわり。
036_1外壁小窓
何となく窓が欲しいなと思い、恐る恐る外壁をぶち抜いてみる。
036_2外壁小窓
外壁をぶち抜いて自作した小窓。
040_1カルチア完成
カルチア食堂の内観。【小屋】をイメージした波板の天井。室内でありながら、どこか屋外のような雰囲気が漂う。
041カルチア賑わい
開店後のカルチア食堂の賑わい。手作りの空間に多くの人が集う。
042カルチア賑わい
ときに友人も厨房に入って仕事を手伝うなど、運営スタイルも自由な雰囲気が漂う。
050三階改装
3階の改装風景。カルチア食堂の常連・大道くんの繋がりで神戸芸工大の学生さんが作業に参加。
053三階改装
3階の改装は学生も一緒になり、ペンキを塗ったり、壁を作ったり。建築学科の学生は頼もしい存在。
054三階完成
改装後の3階スペースは、アトリエ・ギャラリー「余白と公房」として使用されている。
??????21 ? ルチア交芸団
となりのビルヂングの改装作業を行うカルチア交芸団。カルチア食堂の常連客が集まり結成された。
??????22 ? んなでランチ
作業の合間にメンバーで食べるランチは格別。
※記事内の文章は原文を尊重しています。

つくった人

仲島義人・平井陽