高架下の拠点
阪急沿線の高架下、もともと塗装屋さんが入っていた物件を木工を中心としたものづくりの拠点として借りました。無骨なコンクリート造に5mの天高。物件の内覧のとき、もう言葉通り一目惚れしてしまいました。高架下は色々なジャンルのものづくり関係の人が多く、とても面白い場所なんです。家具を作ったり、イベントの装飾
神戸を拠点に店舗・住宅のリノベーションデザインや施工、イベントの空間演出・装飾などのものづくりを行っている、山口晶、山角みどり、白石雄大の3名を中心とした「TEAMクラプトン」と申します。
「みんなでつくろう」というコンセプトのもと、あるときはお施主さんと、そしてまたあるときはお施主さんの家族や友人、お店の常連さん、そしてまたあるときはものづくりが好きな人など、色々な人を巻き込んでものづくりを行っています。
内装では、バーやシェアハウスのダイニング、リビング、キッチンの改装などが割合としては多いです。時には学校の遊具なんかも作らせていただいたこともあります。イベントはマルシェやアウトドアウェディングなどの会場設営・装飾を行っています。
「つくることをもっと身近に、つくることをもっと楽しむ」「みんなでつくろう」これが私たちのモットーです。
もしかしたら、リノベーションやものづくりという言葉より、一人では担げない御神輿をみんなで持ち上げる「お祭り」という言葉のほうがしっくりくるかも知れません。クラプトンだけで完結する空間ではなく、みんなで寄ってたかって完成までの過程を如何に濃密なものにしていけるか。完成の喜びをみんなで分かち合えるような、そんなものづくりを目指しています。
阪急沿線の高架下、もともと塗装屋さんが入っていた物件を木工を中心としたものづくりの拠点として借りました。
無骨なコンクリート造に5mの天高。物件の内覧のとき、もう言葉通り一目惚れしてしまいました。高架下は色々なジャンルのものづくり関係の人が多く、とても面白い場所なんです。家具を作ったり、イベントの装飾部品をつくったり、モックを製作したり、時にはみんなでお茶したり、とても楽しく使わせていただいています。
工具や資材、集めてきた古道具を整理整頓して美しく配置することが目下の課題。
物件種別 | 高架下倉庫 約40平米・1階建・コンクリート造 |
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かかった日数 | 1ヶ月(今後も改装は空き時間に続いていきます。) |
お金のこと | 改装費 20万円 |
阪急沿線の高架下、もともと塗装屋さんが入っていた物件を木工を中心としたものづくりの拠点として借りました。無骨なコンクリート造に5mの天高。物件の内覧のとき、もう言葉通り一目惚れしてしまいました。高架下は色々なジャンルのものづくり関係の人が多く、とても面白い場所なんです。家具を作ったり、イベントの装飾
JR元町駅から徒歩5分のところにある5階建ての雑居ビル。1階は英会話教室とバー。2~4階は国籍も年齢もごちゃ混ぜな共同住宅で、2階には住人が料理をしたり休んだりするコモンルームを作りました。
もともと、工具や資材を置いたり、製作ができる物件を探していたんです。この物件は天高があるため長物の資材をストックでき、出入り口がシャッターなので軽トラを置くことができる想像もつきました。
窓が割れていたり、埃だらけだったり、最初はトイレがなかったり、もちろんマイナスな面もありましたが、そういったところも含めて楽しんでいけたらもっともっと空き物件の活用が面白くなると思います。
また空間全体のかっこよさはもちろんですが、高架下は家具屋さんの横に鞄屋さんがあったり、車屋さんの横に金属加工所があったり、ものづくりをしている人たちが多いんです。そういったエリアの魅力も、この物件に惹かれた理由のひとつです。
山口晶と山角みどり、白石雄大の3人が主なメンバーです。
加えて今まで一緒にものづくりをしてきた仲間たち、同じシェアハウスに住んでいる住人、それぞれの地元の友人などを誘って改装を行いました。職業も年齢も国籍も違う人たちが、ものづくりを通して集まりました。
物件を借りた当初、スケルトンで何もないところからのスタートだったので、基盤づくりをすることが多く大変でした。
収納をつくったり水道を整備したり、トイレをつくったり、ひとつひとつチャレンジしていきました。でも逆にそこが楽しいところでもありました。自分たちでゼロから想像して、ああでもないこうでもないと仲間たちと語らいながらこれからも少しずつ空間づくりを進めていきたいです。
まだまだ僕たちのベースキャンプは完成ではありません。これからもいろんなことに挑戦しながら少しずつ変化させていきたいと思っています。
建物自体、構造もかっこいいですし、みんなでつくった棚やトイレもお気に入りです。
しかし、そういった建物のここが好きという感覚よりも、仲間と集まり、みんなで協力してつくれたことがとてもよかったなぁと感じています。みんなの力を少しずつ借りることで、自分たちだけでなくこの場所が「みんなの場」として愛着を持ってもらえるようになる。みんなでつくるということは、そういう相乗効果をもたらしてくれるんだなぁと、改めて感じました。
道を挟んだお向かいさんが家具屋さんなのですが、本当にいつもお世話になっています。まだまだ設備が整っていなかったときに、工具やトイレを貸していただいたり、何か困ったことがあったら声を掛けていただいたり本当に助けられています。僕たちにとって近所のお兄さんのような存在で、とてもいい関係がきづけています。
僕たちのものづくりのコンセプトの「ものづくりをもっと身近に、ものづくりをもっと楽しむ みんなでつくろう」という挑戦をもっとたくさんの人とやっていきたいなと考えています。
何かをほしいと思ったとき、お金を払ってプロにつくってもらったり、購入したりする以外にも選択肢端あると思うんですよねー。手を動かしてモノをつくることで、完成の喜びを感じたり、そのモノ自体をより大切に思えたり、壊れたときに直せるようなスキルが身についていたり、職人さんの技術に驚嘆したり。さらに仲間との関係がより深いものになったり、ものづくりを通して新しい仲間が できたり・・・
そういった化学反応が少しでも神戸のまちに起きたらいいなぁ、きっと神戸はもっともっと楽しくなるなぁと日々妄想しています。
さあ、みんなでつくりましょう!
◆参照サイト◆
TEAMクラプトン(http://bit.ly/1Nccfjv)